北斗の拳の第1話を覚えてますか?タイトルコールで「神か悪魔か!?地獄にあらわれた最強の男」とナレーションが入って草木のない岩場が映し出され荒廃した世界だと説明されます。
岩場から登場する無数の悪党…北斗の拳の第1話を覚えてますか?タイトルコールで「神か悪魔か!?地獄にあらわれた最強の男」とナレーションが入って草木のない岩場が映し出され荒廃した世界だと説明されます。
岩場から登場する無数の悪党。髪色に注目して下さい。紫色なんです。混じりっけなしでパープルカラーに染めてる。2ヶ月放置したら髪が伸びてプリン状態になるから3週間に1回はリタッチしますよね。
荒廃した世界で3週間に1度のリタッチをするでしょうか。ここを考えてもらいたい。
水や食料を我慢してまでリタッチにこだわる男たち。よく見ると茶髪やオレンジもいます。僕が考察するに髪色によって階級を分けているのではないかと思いますね。ヘアカラーによって担当が決められる。オレンジ色は人参を切る担当、紫色はナスを切る担当、茶髪はカレールゥを溶かす担当。
ここで事実が判明しました。担当の振り分けがカレー基準であることです。言われてみたらケンシロウってカレーのスパイスに煩そうですし、バーモントよりこくまろを選びそうですよね。展開▼
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ご存知、主人公の桜木花道くんは1年7組なんです。高校のクラス数は5~10なので普通という感じですよね。休み時間にビスケットを食べるシーンが出てきます。でもよく見てください。時計は16時50分になてます…ご存知、主人公の桜木花道くんは1年7組なんです。高校のクラス数は5~10なので普通という感じですよね。休み時間にビスケットを食べるシーンが出てきます。でもよく見てください。時計は16時50分になてますよ。おかしいですよね。高校だとその時間は放課後のはずですし、放課後にしては生徒が大勢いるんです。
これは僕的に伏線だと思うんです。殺人が起きたときのトリックとして使われる予定だった。が、殺人事件が起きなかったと考えたら辻褄が合います。
スラムダンクにはもう1つヤバいことがあります。赤木晴子がヤバい女なんです。初対面の桜木花道にいきなり「バスケットは好きですか」と声をかけたと思ったら、腕の筋肉を触ります。ここまでならわかりますよ。まだ現実味があるのですが、赤木晴子は足も触るんですよね。これってセクハラですよね。
スラムダンクって第一話のタイトル「天才バスケットマン誕生!?」ですけど「天才セクハラ女子高生誕生!?」に変えたほうがいいくらいです。展開▼
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ヒカルの碁は囲碁の漫画・アニメ。
小学生の進藤ヒカルが平安時代の天才棋士-藤原佐為-に取り憑かれてスタートする。最初は藤原佐為の言われた通りに囲碁を打つが、囲碁にハマったヒカルは自身も棋士を目指すよ…ヒカルの碁は囲碁の漫画・アニメ。
小学生の進藤ヒカルが平安時代の天才棋士-藤原佐為-に取り憑かれてスタートする。最初は藤原佐為の言われた通りに囲碁を打つが、囲碁にハマったヒカルは自身も棋士を目指すようになる。
藤原佐為が幽霊になったのは囲碁が好きだからだ。
神の一手を極めたいという強い想いが成仏を阻んでいる。
僕は佐為に共感する。
同じものを1000年間、熱中から冷めずに好きなのだ。
僕が90年代の作品について話すと「懐かしい」と言われる。
平成生まれ、令和生まれはもちろんのこと、昭和生まれの人にも懐かしい話題だと。
でも僕にとっては昨日のことだ。
作品に出会ったときの衝撃と、好きになった情熱を、いまでも失っていない。
スマホの壁紙も、着信音も、好きな作品のままだ。
フリマアプリで当時のグッズを買い続けてる。
いくら年月が過ぎようとも、好きな気持ちはいっこうに衰えない。
1000年後も同じだ。
ヒカルの碁では、その先に何があるのかも描かれている。
1000年好きでいた先に何があるか。
僕が死ねば集めたグッズは処分されるだろう。アンティークや歴史的資料ではない。価値がないと判断されて一括で処分される。
好きな気持ちは自己満足だ。自己満足でいい。
僕という存在は作品に育てられた。
僕がつくる作品には、スレイヤーズ、クレヨンしんちゃん、魔法陣グルグルなど、多くの作品の血が混ざってる。
きっとエッセンスが紡がれる。
ほんの少しだけ、たった1ミリだけ、未来に繋がっていく。
ヒカルの碁はそういう漫画だと僕は思っている。展開▼
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魔法陣グルグルは、ガンガンで連載されていたギャグ漫画だ。ミグミグ族だけが使える魔法、グルグルを使える少女ククリと、少年勇者のニケが旅に出る。
グルグルで僕が好きなところの1つにドラゴンクエストのパ…魔法陣グルグルは、ガンガンで連載されていたギャグ漫画だ。ミグミグ族だけが使える魔法、グルグルを使える少女ククリと、少年勇者のニケが旅に出る。
グルグルで僕が好きなところの1つにドラゴンクエストのパロディ部分がある。キャラクターの身にイベントが起きた時、漫画の中にメッセージウィンドウが表示される。
黒いウィンドウに白い文字。『勇者は○○をした』といった感じだ。いわゆるメタ発言・メタ認知である。漫画の世界と、その漫画を外側から眺めている存在が、1つのページに混在している。
僕は幼少期からツラいことが多かった。ツラくなるたびにメッセージウィンドウを思い浮かべた。『○○は痛い思いをした』とか『○○は裏切られた』とか……、ウィンドウでツッコミが入ると、ショックな出来事が、ただのイベントのように感じられる。
思い出すのは夏休みのことだ。
2025年の夏、夏休みには学校給食がないため経済的余裕のない家での子どもの食事が減っているとニュースが流れた。僕にも似たような経験がある。
お昼を買うためのお金がテーブルに置いてある。しかし、それだけでは満腹にならない。お腹が空いた状態でお昼を食べ終わることが多かった。
こんなときはウィンドウだ。
『勇者は空腹を忘れてしまった』
考えないようにする。
子を愛する親であれば「お腹いっぱい食べさせたい」という感情が湧くはずだ。
だからきっと空腹なのは間違いだ。
空腹が現実なら、まるで愛されていないみたいじゃないか。
お腹が減ったらグルグルのページをめくればいい。
キタキタおやじがワキでおにぎりを握っているから食欲なんて失せてしまうのだ。展開▼
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僕が見たのははキャサリン・ライアン・ハイドの小説を原作とする映画だ。
中学1年生の少年は学校の課題をキッカケに社会運動を始める。
「ペイ・フォワード」
自分が善意を受け取ったとき、相手にお返し…僕が見たのははキャサリン・ライアン・ハイドの小説を原作とする映画だ。
中学1年生の少年は学校の課題をキッカケに社会運動を始める。
「ペイ・フォワード」
自分が善意を受け取ったとき、相手にお返しをするのではなく、別の3人に善意を渡す。すると世界中が善意であふれるようになる、という提案だ。
この映画は衝撃的な結末だと言われる。
僕は、この結末が好きだ。なぜならこの結末にリアリティを感じるからだ。
"善意を渡す"を続けると必ずこうなる。
以前、クラスのイジメをとめたら自分がターゲットにされたと書いた。その前日まで、普通に何人も友達がいた。グループに入っていた。休みの日にスポーツをしたり、一緒に買い物に行ったり、学校生活を楽しんでいた。
イジメをとめた瞬間に全てを失った。
"善意を渡す"というのは個人の利益を手放すということだ。
もちろん不満はない。僕が勝手にやったことだ。
勝手に個人の利益を手放した。
だけど、こっそり、誰もいないところで、「イジメをとめて偉かったね」とか「ターゲットにならないために無視はするけど本心では嫌ってないよ」とか、たったひとことでも言葉をかけてくれる人がいたら、よかった。
1人でもいたらそれでよかった。でも現実には1人もいなかった。"善意を渡す"を続けると必ずこうなるのだ。展開▼
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僕が見たのは漫画版だ。テイストが違うようなので実写版は見ていない。
主人公の2人は不良だ。1970年~80年のツッパリと呼ばれるタイプの不良であり、暴力や犯罪的なこともする。僕の時代にはもうツッパ…僕が見たのは漫画版だ。テイストが違うようなので実写版は見ていない。
主人公の2人は不良だ。1970年~80年のツッパリと呼ばれるタイプの不良であり、暴力や犯罪的なこともする。僕の時代にはもうツッパリは絶滅していたが、イジメは相変わらず存在していた。
僕が好きだったのは伊藤真司が持っている"意地"だ。具体的には、よってたかって、を許さないところだ。
だから僕もそうした。
高校のクラスメイトの男子がイジメられていたので助けたいと思った。
よってたかって、が気に入らなかった。
僕が主犯に突っかかったことで、その男子がイジメられることはなくなった。
漫画なら、めでたしめでたしの展開。
現実は違う。
それから僕は卒業までターゲットになった。
約1年間にわたって攻撃を受けた。
もともと仲の良かった友達も、僕とは話さなくなった。
僕が助けた男子が、近寄ってくることもない。
昨日までは学校が終わったあと遊びに出かけていたのに。
急に独りになった。
たった1日の行動で1年間のポジションが変わる。
それでも後悔しなかった。
意地を張り通したからだ。
自分が正しいと思うことをし続ける。
伊藤真司から受け取った意地はまだ折れてない。展開▼
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