今日はドラゴンボールについて書いてみたいと思うんですけど。ドラゴンボールの凄みっていうのは全42巻の巻数にあわれてますよね。
日本のコミックで言えば、ジョジョの奇妙な冒険なんかで言うとシリーズで1…今日はドラゴンボールについて書いてみたいと思うんですけど。ドラゴンボールの凄みっていうのは全42巻の巻数にあわれてますよね。
日本のコミックで言えば、ジョジョの奇妙な冒険なんかで言うとシリーズで100巻以上ありますし、ワンピースやコナンも100巻以上ですね。NARUTOは72巻、キン肉マンは89巻というわけなんですけど。そういう視点で見るとドラゴンボールは短いなぁと思うわけです。
それでいて敵キャラがハッキリしている。ワンピースの敵キャラって聞かれたときにたくさんいますよね。第10巻まで見ても、アルビダ、斧手のモーガン、道化のバギー、百計のクロ、ドンクリーク、アーロン、スモーカーですから7名も名前が挙がります。○○編として区切りの入るボスクラスだけでも5名はいますよね。
いっぽうドラゴンボールはと言うと17巻から35巻までの間のボスはフリーザとセルだけなんですよ。ボスが少なくても漫画が成り立つのがドラゴンボールの凄みの1つだと僕は思ってますね。
この全42巻っていうのは日本では『ドラゴンボール』という漫画なんですが、北米/英語圏だと違う扱いなんですよ。1巻~16巻までを『ドラゴンボール』として発売し、17巻~42巻を『ドラゴンボールZ』として発売してます。
この分けかたは、まぁ、少年時代の悟空、大人になった悟空という分類であって、正しいんですけれど。僕的には違った分類もできるんじゃないかと思ってますね。初年期~ナメック星の終了までの前編と、その後からブウ編のラストまでを描いた後編。
前編と後編では物語の根幹が違うんですよ。前編はドラゴンボールが軸なんです。玉を探して集めることだったり、悪いやつに願いを叶えられないように玉を奪い合うことが根幹にある。後編になるとドラゴンボールは道具として描かれるようになります。物語の主軸は敵を倒すことであって、セルもブウもドラゴンボールを狙っているわけではありませんから。
一応、アニメオリジナルではありますが、ドラゴンボールGTではボールを根幹にした物語に戻りますから、僕はその点に関してはドラゴンボールGTもとても素晴らしい作品だと思いますね。展開▼
霜降り肉 さんの推しをもっと見る
僕にとっての東京喰種は、そうですね、半分だけ狂気を飼っているという意味では共感できるものなんです。
主人公は金木研という男。カネキは普通の人間でしたが喰種だったリゼの臓器が移植されて半喰種となっ…僕にとっての東京喰種は、そうですね、半分だけ狂気を飼っているという意味では共感できるものなんです。
主人公は金木研という男。カネキは普通の人間でしたが喰種だったリゼの臓器が移植されて半喰種となってしまいます。人間と喰種のハーフになった彼は苦悩の日々を過ごします。
喰種の証である赫眼は左目だけに現れコントロール不能、喰種と同じように人間を肉を食べなければいけない、というように、喰種の仲間にも人間の仲間にもなれない葛藤。
僕と一緒です。
昼間の僕は、ごく普通の人間であり、会社員として振る舞っています。上司からも可愛がられていますし、決められた役割は全うしているつもりです。会話は人間らしくあるための作り話で本心は一つも話していません。
夜になると僕は街に吸い込まれてしまいます。お金を払って相手を傷つける権利を買うんです。肉体的な飢えじゃありません。魂の飢餓感を埋めるために攻撃的でサディスティックな部分をさらけ出す。
彼女たちは事前に決められた台本の通り演じてくれます。叫び声も涙も懇願も計算された舞台装置。僕が支払った金額分の時間が終われば繋がりは消え、虚無感だけが残ります。
僕はこの渇望に喰種の食事を重ねて見ています。昼間と夜の二面性を持ち、限られた場所でのみ本性を解放する。
きっと誰しも人間はこうなのではないでしょうか。展開▼
春野定理 さんの推しをもっと見る
遺書を残し、親が失踪してから6ヶ月。
原因は借金だった。だから借金取りに脅された。「お前の親は悪いことをしたんだ」「だからお前も悪いんだ」と怒鳴られた。
そのとき僕は中学3年生だった。
15…遺書を残し、親が失踪してから6ヶ月。
原因は借金だった。だから借金取りに脅された。「お前の親は悪いことをしたんだ」「だからお前も悪いんだ」と怒鳴られた。
そのとき僕は中学3年生だった。
15歳なんて大人に片足を突っ込んだ年齢だと思うかもしれない。全然そんなことはない。借金取りに脅されたら、ただ怖くて震えるだけだ。
そして、ある日のこと……。
親が帰ってきた。生きていたのだ。
そして約束をした。大切な約束だ。「もう居なくならない」と言った。
失踪したことも、借金取りもどうでもいい。大事なのは「もう居なくならない」という約束だった。
しかし、ほどなくして約束は破られる。
その日、僕は学校から帰ってきて、嫌な予感がした。家の駐車場に車がある。仕事でいないはずの時間だ。なんだか冷や汗が出た。部屋の奥に入った僕は119に電話をかけることになる。親は睡眠薬をガブ飲みして手首を切って倒れていたからだ。
大事なのは約束だ。約束は破られた。
僕は親から捨てられたのだ。
この絶望から僕を守ったのがドリームキャストというゲーム機だった。
親に捨てられる少し前、ちょうどKanonというゲームを買っていた。KanonはKeyが制作したアドベンチャーゲームの第1作目。最近で言えば「ヘブンバーンズレッド」の系譜と言えばわかるだろうか。Kanonは約束と別れと奇跡の物語だ。約束をした大切な人との強制的な別れ。その別れに奇跡で抗うのがKanonのストーリーである。
ストーリーはもちろんのこと、音楽がとても良かった。当時の僕は、美しいメロディのピアノ曲、なんてものに触れたことがなかった。だからKanonが奏でる音楽に魅了された。親から捨てられた悲しみを乗せて音楽を聞いた。ゲームを起動したあとの朝影。カセットテープに録音して聞き続けた。奇跡が起きると思った。音楽を聞きながら夜の道を歩き続けた。
現実はゲームのようにうまくはいかなかった。美坂栞が「起きないから、奇跡って言うんですよ」と言ったように。展開▼
シルベノパン さんの推しをもっと見る
親が遺書を残して失踪した。
その2日前。
僕はスレイヤーズの小説を買っていた。古本屋のまとめ売りで10冊セット。以前からスレイヤーズのアニメが好きだったので、安く原作小説が手に入ったことはラッキ…親が遺書を残して失踪した。
その2日前。
僕はスレイヤーズの小説を買っていた。古本屋のまとめ売りで10冊セット。以前からスレイヤーズのアニメが好きだったので、安く原作小説が手に入ったことはラッキーだった。
しかし、2日後にはアンラッキーが訪れる。普段なら帰宅する時間になっても親が帰ってこない。仕事場に連絡した。
返事はこうだ。
「そんな人は働いてないけど?」
どうやら何ヶ月も前に仕事を辞めていたらしい。毎日のように仕事に行っているフリをしていたようだ。家に帰らず何処へ行ったのだろう。
家の中に手がかりを探した。書類棚に遺書が見つかる。「探さないように」と書かれていた。
衝撃だった。「親なんて時間になったら当たり前に帰って来るものだ」……そんな幻想は打ち砕かれることになる。そして、僕はうまく声を出せなくなった。いわゆる発声障害だ。
朝起きる。学校に行く。誰とも喋らずに帰ってくる。そんな生活で壊れそうな心を守ったのがスレイヤーズだった。
小説を読んでいる間は現実を忘れられた。意識を本の世界に集中させる。脳を圧迫するように呪文を覚えた。黄昏よりもくらきもの、血の流れより紅きもの、時の流れに埋もれし、偉大なる汝の名において、我ここに闇に誓わん、我らが前に立ちふさがりし、全ての愚かなるものに、我となんじが力もて、等しく滅びを与えんことを。竜破斬。20年以上経った今でも覚えている。ちなみに漫画版では埋もれしを「うずもれし」と読み、アニメ版では「うもれし」と読む。
てなわけで、僕は親の失踪のショックをリナ=インバースとともに歩んできたのだ。
これがスレイヤーズの好きなところである。どんなシリアスなシーンでも「てなわけで」とか「ひょんなことから」って言えば、なんだか軽い感じがするだろう。さっきまでの絶望が嘘のようだ。スレイヤーズが、リナ=インバースが僕の人格形成に影響を与えたのは間違いない。どんな絶望からでも立ち上がる力をくれる。それがスレイヤーズという作品である。展開▼
シルベノパン さんの推しをもっと見る
第一話
五条と虎杖の2人、暗めの部屋にいるんですが、部屋中にフダが貼ってあるんですよ。細かくチェックしたんですけど、ドアが見つからないんですよね。どこから入ったかわからないようになってました。で、フ…第一話
五条と虎杖の2人、暗めの部屋にいるんですが、部屋中にフダが貼ってあるんですよ。細かくチェックしたんですけど、ドアが見つからないんですよね。どこから入ったかわからないようになってました。で、フダは途切れずに貼ってあるので、ドアを閉めてから貼ったと思うんです。
虎杖が気絶している間に、五条が貼ったってことですよね。両面テープだと思います?
ニトムズか、スリーエムジャパンか、ゴリラ両面テープか。メーカーが気になりますよね。僕はニチバンかなって思ってます。五条悟ってニチバンのこと好きそうじゃないですか。ニチバンが出してる両面テープはナイスタックですね。
両面テープって剥がしやすさが大事じゃないですか。少なくとも、五条悟が気軽にペタペタ貼れる粘着力なんです。もし強力なタイプを使ってしまったら、引っ越しのとき困りますし。フダを剥がそうとして壁紙が剥がれちゃって大家さんに請求されますよ。
さすが五条悟。フダの角度を見てくださいよ。完璧に水平が取れてるんですよ。
となると、一発で貼れたのか、斜めになって貼り直してるのか。一発で貼ってて欲しいですね。五条悟の貼り直しなんて見たくないですもん。展開▼
こしいれず さんの推しをもっと見る
太平洋戦争の終わりごろ、実際にあった疎開保育園の物語です。
親元を離れた園児は53人。空襲に怯えながら、親と別れた寂しさに耐えながら、それでも生き抜こうとする子どもたちを守る保育士のストーリーです…太平洋戦争の終わりごろ、実際にあった疎開保育園の物語です。
親元を離れた園児は53人。空襲に怯えながら、親と別れた寂しさに耐えながら、それでも生き抜こうとする子どもたちを守る保育士のストーリーです。
みっちゃん先生と子どもたちが接しているだけで、そこに温かい絆のようなものを感じますし、忘れていたものを思い出させてくれます。実話をもとにしているので、ラストの衝撃展開や伏線回収などはありませんが、だからこそ真っすぐに心に響きました。展開▼
とっぴん さんの推しをもっと見る