『夏目友人帳』であやかしと人の絆を紡いだ緑川ゆき先生が描く、もうひとつの幽玄なる物語。四十五分という束の間の夢。観る者は、夏の森の奥深くへといざなわれます。
物語の始まりは、六歳の少女・蛍が、神…『夏目友人帳』であやかしと人の絆を紡いだ緑川ゆき先生が描く、もうひとつの幽玄なる物語。四十五分という束の間の夢。観る者は、夏の森の奥深くへといざなわれます。
物語の始まりは、六歳の少女・蛍が、神隠しにでもあったかのように「山神の森」へ迷い込む場面。そこは、人ならざるものたちが息づく、禁じられた森でした。
深い緑の中、彼女は青年の姿をしたギンと出会います。ですが彼には、人の肌に触れると、その存在が霞のように消えてしまうという、哀しい呪いがありました。
その日以来、夏が巡るたび、蛍はギンの待つ森へ通います。年に一度きりの、まるで七夕の星々にも似た逢瀬。夏休みが重なるごとに、二人は言葉にこそせずとも、互いの胸の奥底で淡い想いを静かに育んでいきました。
人の娘と、あやかしの青年。触れ合えぬまま季節は幾度も移ろい、幼かった蛍はうら若き乙女へと姿を変えます。二人の間にあるのは、恋と呼ぶにはあまりに切なく、友情と呼ぶにはあまりに深い、魂の結びつき。
題名にある『蛍火』。それは闇夜に明滅する儚い光であると同時に、消え入りそうに揺らめく残り火をも意味します。ギンの存在は、まさにその蛍火のよう。守るべき大切な誰かを見つけるまで、消えることなく燃え続けた、尊い光です。
もし、想いが通じ合う瞬間が、そのまま永遠の別れの始まりだとしたら。 これほどまでに胸を締め付ける、苦味を帯びた終焉があるでしょうか。
『蛍火の杜へ』は、そのような、束の間の、しかし永遠に忘れえぬ光の物語なのです。展開▼
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俺100は、主人公たちがある日突然、異世界に呼ばれてプレイヤーとして戦うことになる話です。ゲームマスターから指示されたクエストをクリアしていく、という感じですね。
私がこの作品で面白いなと思うのは…俺100は、主人公たちがある日突然、異世界に呼ばれてプレイヤーとして戦うことになる話です。ゲームマスターから指示されたクエストをクリアしていく、という感じですね。
私がこの作品で面白いなと思うのは、キャラクターたちの職業が次々に変わっていくところと、クエストが終わるたびに一度、現実世界に戻るところです。主人公の四谷くんが、最初は「農民」で、次は「料理人」になったりして。普通、主人公って「戦士」とか「魔法使い」じゃないの?って思わずツッコミたくなります。
キャラクターの中だと、特に新堂さんの気持ちがすごくわかるんです。私の両親は二人とも仕事が忙しい人で、ほとんどお婆ちゃんに育てられました。そのお婆ちゃんから「人とは揉めちゃダメだよ」っていつも言われていたので、学校でも目立たないように、おとなしく過ごしていたんです。でも、クラスの中心的な子に嫌われてしまって、孤立しちゃったことがあって…。それがきっかけで、私もオシャレをすごく頑張って、なんとかみんなの輪に入れるようになった経験があります。
新堂さんはテニス部で運動が得意ですけど、私は体育が苦手だったので、流行りのものとかオシャレで乗り切った、という感じでした。展開▼
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サザエさんというのはですね、1969年。つまり昭和44年にアニメがスタートしてるんです。
44年はアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した年なんですね。世界的に見ると、人々の価値観が地球規模から離…サザエさんというのはですね、1969年。つまり昭和44年にアニメがスタートしてるんです。
44年はアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した年なんですね。世界的に見ると、人々の価値観が地球規模から離れていって宇宙に広がったタイミングであると。だけど日本ではサザエさんというような一般家庭の細々としたものを国民的アニメとしてしまった。
その当時を見たらわかるんですけど見てみましょうか?
ハクション大魔王、アタックNo.1、タイガーマスク、紅三四郎、もーれつア太郎。外への広がりがないのをおわかり頂けると思うんです。紅三四郎は柔術のアニメですし、もーれつア太郎は東京の下町を舞台にしていますよね。
これっていうのは1990年代末のガラケー、いわゆるガラパゴス化ケータイに繋がってくるわけです。日本という閉じた世界の中でローカルでやっていくという。閉じられた家庭を覗き見るような、サザエさんという作品を国民的としたところに、そういう日本的な心理が強く働いていますよね。僕はですね、サザエさんが国民的になることは、1630年代に日本が鎖国をして、ポルトガル船の来航を禁止した時点で決まってたように思うんです。
そして現代の国民の意見を見たらわかりますよね。グローバル化したくないって方向性があると思うんです。それが良いとか悪いとかって話ではないんですけれども、僕はこれ、サザエさん的だなと思いますよ。展開▼
霜降り肉 さんの推しをもっと見る
私はけいおんの雰囲気がすごく好きなんです。私も大学の頃、友達と集まってわいわいするのが本当に大好きで、ゆるいけど、ちゃんと楽しいみたいなあの空気が、なんだか自分たちのことを思い出すなって思います。
…私はけいおんの雰囲気がすごく好きなんです。私も大学の頃、友達と集まってわいわいするのが本当に大好きで、ゆるいけど、ちゃんと楽しいみたいなあの空気が、なんだか自分たちのことを思い出すなって思います。
特に主人公の唯ちゃんが、思いつきで行動するところがすごく好きです。私も、イベントの直前になってから慌てて準備を始めたり、徹夜でなんとかしたりすることが多くて…。真面目な子から見たらだらしないなって思われるかもしれないんですけど、唯ちゃんの気持ち、すごくわかります。
計画を立てても、だいたいその通りにはいかないから、あんまり意味ないかなって思っちゃうタイプで。それよりも、友達と笑っていられる時間の方がずっと大事だなって思います。展開▼
ぴぃちゃお さんの推しをもっと見る
中学生のときに両親が離婚したんだ。俺も小さい頃だったから寂しかったけど、友達とかもいたから、平気だと思っていた。
でも経済的に厳しくなってきて友達とも遊べなくなった。裏切りだと感じたなぁ。だって、…中学生のときに両親が離婚したんだ。俺も小さい頃だったから寂しかったけど、友達とかもいたから、平気だと思っていた。
でも経済的に厳しくなってきて友達とも遊べなくなった。裏切りだと感じたなぁ。だって、そうだろう?この間まで仲良くしていたのに急に手のひらを返しやがって。
それに母親も荒れてな。俺を殴ったりするようになったんだ。酒を飲んでビールの空き缶を投げつけられていたよ。
ハッピーシュガーライフでさとちゃんが仲間外れにされるだろ。バイト先でわざと水をこぼされるとか、あるあるだったよ。俺は仕事ができるから嫉妬されるんだ。嘘の告げ口をして追い込んでくるよな。
で、まぁ、それならこっちだって悪いことをやってもいいよな?
給料をごまかして騙そうとしてくるんだぞ?
さとちゃんが迷惑をかけたからって言いがかりをつけて、勝手に減給するなんてありえないからな。
俺にこんな仕打ちをするなら、俺が何をしようと自由じゃないか。ルールなんて守る意味はないんだ。俺を守ってくれないわけだから。自分で生きていかないとだめだ。結局、自分の人生だから。俺に敵対する奴は敵だし、歯向かってきたら潰すしかないからな。俺の生き方を批判するってことは、人生の厳しさを知らないってことだろうな。
さとちゃんとしおちゃんの関係はいいよな。俺への愛があるってことは裏切られないし、他の持ち物は全部捨ててもいいってことだから。人生かけて俺についてこられる奴だけが俺の仲間だ。
ハピシュガの「愛をこぼさないお城をつくる」って表現が好きなんだ。邪魔する奴を排除する城を立てないとだめなんだ。そうしないと愛が逃げてしまうだろ?閉じ込めておくくらいで丁度いい。父親と母親は離婚したのは閉じ込めなかったせいだからな。展開▼
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